
続いて二品目。
はて、これはなんでしょうか? たまご?
「二品目はパッションフルーツのグラタンになります。パッションフルーツは沖縄産、卵と牛乳は千葉産のもので、これは甘味と酸味のバランスを考えた品です」
「スイーツなのにグラタンってとこがいいよね! さ、温かいうちに召し上がってください」と的場さん。
では、さっそく。
う~ん、これはまた刺激的な一品!! 最初に甘さが口に広がり、そうかと思ったらすぐにその甘味の上に酸味が乗る。で、しばらくその酸味が口の中を独占するんですが、あ、和らいできたな、と思っているとまた甘味が覆い被さってくる。決して甘味と酸味がケンカをしているのではなく、まるでシーソーゲームのように行ったり来たり、それぞれが交互に主張し、交互にそれぞれを主張させているといった感じか。
「食感を楽しんでいただきたく、パッションフルーツの種を入れていることもポイントです」
このプチプチ感がまたいいんですよね。甘味と酸味のスムーズな繋ぎの役目をはたしているのは、実はこの食感が結び目となっているからかもしれません。
また、添えたマンゴームースにはシナモンと胡椒を入れているというから驚き! これにより香りを豊かにし、味に深みを出し、かつ、味を引き締めているとのこと。でもムースに胡椒を入れるなんて、甘党男子初耳です。食べただけでは胡椒が入っているなんて、思いもつきません。いやぁ、スイーツは奥が深い...「ムースのソースにはフレッシュとコンポートしたマンゴー、レモングラスにグレープシードオイルを入れています」
グレープシードオイル?
「ぶどうの種から搾取した油のことです。通常バターを用いることがレギュラーですが、この無味無臭の軽いグレープシードオイルを入れることで、マンゴー本来の味を損なわず、素材そのものの味を充分に引き立たたせることができるんです」
ウーム、スイーツは本当に奥が深い...
「パッションフルーツのグラタンをある程度食べられましたら、このマンゴーソースをグラタンの中に入れて食べてみてください。また違った味を楽しめます」「へぇー、そんな食べ方もできるの?」と的場さん。
どれどれ、さっそく甘党男子も! グラタンとムースを交ぜてと...、ん~、これはこれでまた全然違う味わい!! 一皿で三種類の味が堪能できるとは、大変恐れ入りました。

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