
第10回 伊勢丹新宿店 サロン・デュ・ショコラ
1月26日、伊勢丹新宿店のサロン・デュ・ショコラに行ってきました。
今年のテーマは「日本」。

伊勢丹側から参加のショコラティエに「あなたの思う日本をショコラで表現して下さい」という要望があったこともあり、各ブースでは和の素材やかたちを意識したチョコレートが数多く見られました。
さてさて・・
開催初日ということもあり、多数の人たちで、さながらラッシュ時のホームのような会場。

その中で、早々に売り切れとなったのがジャン・シャルル・ロッシーの「カルーセル」!
こちらは、テット・ドゥ・モワンヌという、削って食べるチーズをヒントに考案されたチョコレート。柔らかめのプラリネショコラを削れば、フリルのようなチョコレートが出来るというもの。1つ6300円、1人2本までという限定もありながら、あっという間に完売でした。

長蛇の列を作っていたのが、今年初参加の「ユーゴ&ヴィクトール」。なんと6Fのブース前から階段をつたって4Fまで列がのびるという人気ぶり!こちらは昨年2月にパリでオープンした新しいお店。オーナーシェフのユーグ・プジェ氏はミシュラン3つ星レストラン「ギ・サヴォア」のシェフパティシエを務めた人物。ショコラには繊細なコーティングが施され、口溶けが抜群と評判で、現地パリでも行列ができる人気店。箱も本型で、スタイリッシュ!

私がまず購入したのは、フランソワ・プラリュ氏の「チュアオ」!
チョコレート界のロマネコンティと評されるヴェネスエラの秘境チュアオ村のカカオを使ったタブレットです。ウッディな香り、力強い味わいと酸味。お値段も1つ735円と魅力的。

もう1つ「バー・アンフェナル」直訳すると「地獄のショコラバー」病みつきになるほどの美味しさと評され英国「アカデミー・オブ・チョコレート」でみごと金賞を受賞した作品。フレーバーは、アーモンドプラリネ+ビターチョコとヘーゼルプラリネ+ミルクチョコの2種類。私は後者を購入。なるほど、ねっとりとした味わいがクセになりそうです!

ちなみにこのお店、ブリオッシュ生地に赤いアーモンドを混ぜ込んで焼いたプラリュンというお菓子も有名です。日本人には、アーモンド入りの甘めのメロンパンという感じでしょうか(笑)
面白いところでは、パスカル・デュピュイのソープ型のチョコレート!
フレーバーは、ブルベリー、カシス、ラズベリーの3種類。お風呂好きの彼女には喜ばれるかも!?

会場の熱気で、少し喉が乾いたころ目にとまったのがベルコラーデの「ショコラドリンク」!チョコレートと色々な食材の組み合わせを提案するブランド。

こちらは、「トマト・フランボワーズ」。カカオ分65%のコスタリカ産のダーククーベルチュールにトマト、フランボワーズの酸味を合わせたもの。なるほど・・・
休憩していると、スイーツ仲間がたくさん周りに集まってきました。大半の仲間が袋をぶら下げていたのが、私も狙ってきた、パスカル・ル・ガック氏のボンボンショコラ。
さすが! みんな、わかってるね~
パスカル・ル・ガック氏は、長年、メゾン・ド・ショコラのエグゼクティブクリエーターを務め、2008年独立。パリのサロン・ド・ショコラで発表されるCCC(ショコラ愛好会)の評価で2年連続、最高の5タブレットを獲得している実力派。
・・というわけで、私も購入。

外国人ショコラティエ優勢の中で、ひときわ目立っていたのは「サダハル・アオキ」のブース!
今年、パリのサロン・デュ・ショコラにおいても実演販売したというチョコレートマカロン入りの今川焼!こちらも長蛇の列が出来ていました。

私が自分の勉強用に購入したのが、ドモーリのクリオーロ6種のミニチョコ。
このショップはさまざまな種類のカカオを味わうことが出来るのが魅力。
本格的にチョコレートの勉強をしたい方は、是非お試しを!

このほかにも、フランスを代表するパティシエ、フレデリック・カッセル、アルノー・ラエール等々魅力的なブースが並びますが・・
やはり、サロン・デュ・ショコラで忘れてならないのは、やはり「ベルナシオン」ですよね~!こちらも例年同様、階段をつたって下の階まで列がつづく人気ぶり。
昨年4月、2代目のジャック・ベルナシオン氏が亡くなり、ショコラ界に衝撃が走ったのは記憶に新しいところ。3代目フィリップ・ベルナシオンは、これから名門ベルナシオンをどう発展させていくのか楽しみです。

私もベルナシオンのタブレットを大人買い!笑
(ベルナシオンは今年「B DE LYON」という名で出店しています。ご注意を!)
プロフィール
猫井 登 (ねこい のぼる)
1960年、京都生まれ。
早稲田大学法学部卒業後、大手銀行に勤務。
退職後、服部栄養専門学校調理科で学び、調理免許取得。
ル・コルドン・ブルー代官山校にて、菓子ディプロム取得。フランスエコール・リッツ・エスコフィエ等で製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス刊)がある。
お菓子の由来物語
お菓子に秘められた物語を明らかにした"由来事典"。
「ショートケーキ」や「チーズケーキ」などの定番商品から、「パリブレスト」「ババ」などの変り種まで、約140種を掲載。
バックナンバー
第10回「伊勢丹新宿店 サロン・デュ・ショコラ」
第9回「プランタン銀座」
第8回「アンティ・アンズ」
第7回「アンジェリーナ」
第6回「バレンタインデー」
第5回「クリスマス市」
第4回「ジャムの妖精」
第3回「モンブラン」
第2回「ドゥー パティスリーカフェ」
第1回「ロワゾー・ド・リヨン」









